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【新・カジノ情報局】バカラの「絞り」には作法が… まっ先に数字を知る優越感 (1/2ページ)

★なぜバカラにハマるのか(4)

 ボクのバカラとの出合いはもちろんマカオ。30年前のマカオはまだカジノの経営権を海外の業者に開放する前で、リスボアホテルを中心に、数えるほどのカジノしかありませんでした。

 そのリスボアでは、いたるところで人だかりができ、盛り上がっているテーブルが。それが「バカラ」というゲームだということはすぐに理解できたのですが、お客さんがトランプのカードを“めくり倒している”姿に「?」。何をしているのか、さっぱりわかりませんでした。

 それがバカラの醍醐(だいご)味であり、最大の魅力ともいえる「絞り」(英語ではsqueeze)だったのです。

 バンカーかプレーヤーか、各サイドで最も多くの賭け金を投じた人だけに与えられる、伏せて配られたカードに触れる権利。これを得た人は、欲しい数字を念じながら、ゆっくりとゆっくりとカードをめくっていきます。

 同じサイドに賭けた人からの応援を受けながら、だれよりも先に、自分だけが数字を知ることができる優越感。これに浸りながら、どうやってカードを開くかはまったくの自由です。よく見るのは、カードの短い辺を手元側に置いて、左(裏)にある数字を隠しながら、両親指でカードを起こすやり方です。

 しかし、マカオにはマカオ流の“作法”があるようで、写真のように長い辺を手元に向けて、左端からゆっくりとめくっていく人が大半です。