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死刑執行幹部6人の横顔 「修行の天才」井上死刑囚、逮捕後も「麻原帰依」した新実死刑囚

 オウム真理教の麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚(63)と同じ6日に死刑が執行された6人の元幹部は数々の凶悪な犯行に関わっていた。逮捕後も麻原死刑囚を崇拝する幹部もいた。

 早川紀代秀死刑囚(68)は兵庫県生まれ。大阪府立大大学院修了後、建設会社に入社。教団では「建設省大臣」を務め、各地の「サティアン」建設やロシアでのヘリコプター購入に関わった。

 井上嘉浩死刑囚(48)は京都府出身。高校2年で入信し「修行の天才」と言われた。「諜報省」トップで非合法活動に関与し、地下鉄サリン事件では実行グループの総合調整役を務めた。逮捕後は捜査に積極的に協力した。

 新実智光死刑囚(54)は愛知県生まれで愛知学院大卒業。最古参幹部の一人で、ほとんどの重大事件に関わった。逮捕後も麻原死刑囚への帰依を明らかにし、作務衣(さむえ)姿で法廷に現れた。

 土谷正実死刑囚(53)は東京都生まれ。筑波大大学院で物理化学を研究した。専用の化学実験棟でサリン製造に成功。一審では麻原死刑囚への深い帰依を口にしたが、死刑確定直前の手記に「私がいなければ…」と悔悟を記した。

 中川智正死刑囚(55)は岡山県生まれ。京都府立医科大在学中に入信し、研修医を辞めて出家。麻原死刑囚の主治医を務め、重用された。教団の事件を研究する米国の毒物学者と交流を続けた。

 遠藤誠一死刑囚(58)は北海道生まれ。帯広畜産大や京大大学院で学んだ。教団では専用実験棟を持ち、ボツリヌス菌生成にも携わった。公判では麻原死刑囚への崇拝の姿勢を崩さなかった。

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