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【ぴいぷる】宇宙に魅せられた天文学者・渡部潤一氏 「超新星爆発を見てみたい」 (1/3ページ)

 きょう(7日)は七夕。織姫と彦星に思いを巡らし、天の川でも眺めてみよう。

 天体ショーと言えば、今年の目玉は火星だ。今このときも刻々とその明るさを増し、31日午後4時50分、地球に大接近する。

 「当日晴れていれば夜9時頃、南東の空低く赤く輝く姿を見せます。大接近は実に15年ぶり。火星を眺めながら、子供と宇宙の話に花を咲かせてはいかがでしょう」

 理由は「子供時代、漆黒の夜の闇や天の川の美しさも知らずに大人になるのでは、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の世界観も理解できない人間になってしまう。それは残念なことだから」と言う。

 国立天文台副台長。星々への興味の始まりは小学生のときだった。やはり火星大接近(1971年)のニュースに触れたのがきっかけだ。世界がアポロ11号の月面着陸(69年)などで湧きたっていた時代のこと。そして72年、天文学者を志すイベントに遭遇する。地球に大接近したジャコビニ流星群である。当時、「シャワーのように降り注ぐ」と騒がれたが、なぜか流れ星は現れなかった。それがかえって宇宙への興味をかきたてた。

 「なぜ流れなかったんだ。小学生でも流れ星のデータを取れるから、調べればこの分野でフロンティアに立てるかも」

 長じて迷わず進んだ宇宙の研究分野は、世界や日進月歩の観測機器との競争の場だと知った。

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