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中国で24億円相当の偽タバコ&製造機械押収 5カ所に工場も

 中国雲南省公安局(警察本部)は6月中旬、同省昭通市郊外の山間部など、同省内に建設された6カ所の偽タバコ製造工場や秘密のアジトなどの家宅捜索を行い、総額1億4000万元(約24億円)相当の大量の偽タバコや製造機械などを押収し、偽造団33人を逮捕したことが分かった。

 偽造タバコの被害総額や逮捕者としては、これまでで最大規模で、警察では偽タバコの流通経路が中国全土に及んでいるとみて、犯人を追及していく方針だ。

 偽造タバコ団摘発のきっかけは、雲南省昭通市内の鎮雄県内で偽タバコが多数発見されたことからで、警察は昭通市内に偽造団のアジトがあるとみて、内偵捜査を進めていた。

 警察は6月初旬、偽造団のメンバーが鎮雄県内で「偽造タバコを売っている」との通報を得て、メンバーを尾行したところ、偽造工場の所在が分かったという。

 その後、工場から出てくるメンバーを個別に特定して、尾行捜査を続けたところ、雲南省内の他の4カ所の工場や秘密のアジト、販売拠点なども特定できたことから、200人以上の捜査員を動員して、工場や拠点などを急襲し、家宅捜索を行ったという。

 中国のマカオ特別行政区では昨年末、マカオ中心部の土産物品店を家宅捜索したところ、店内から高級ブランドとして知られる「中華」ブランドの偽タバコ610箱、およそ3万パタカ(約45万円)相当を押収。これに先立ち、マカオに隣接する中国・広東省珠海市公安局と同市たばこ専売局が数回にわたる偽造タバコの一斉摘発を行ったところ、37万元(約630万円)相当の「中華」、「紅塔山」、「黄鶴樓」ブランドの偽造タバコを押収している。

 警察によると、珠海からマカオへ「水客」と呼ばれる、いわゆる越境運び屋によって偽たばこが流入していることが判明し、マカオ税関へ情報提供があったという。

 警察ではこれらの偽造タバコが雲南省の偽タバコ製造工場から運ばれた可能性もあるとみて、犯人を取り調べており、偽タバコの流通経路を解明する考えだ。中国メディアによると、警察は「偽造タバコの成分はよく分かっておらず、大量に吸えば、健康被害が出ることもある」と警告しているという。

NEWSポストセブン

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