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【富坂聰 真・人民日報】努力の先に待つのは…厳し過ぎる中国“受験事情”余波 社会現象化する「高考離婚」とは (1/2ページ)

 日本以上の学歴社会とも表現される中国--。

 貧しいものが一発逆転をかけて挑む大学受験の厳しさは、日本人が知る「受験戦争」など比ではない。

 毎年夏は、全国の秀才たちによる血のにじむような努力の果ての希望と絶望というドラマから、あの手この手のカンニングの手法を駆使する場外乱闘まで、さまざまな話題でメディアが覆いつくされるのである。

 一人っ子政策は緩和されたが、中国ではまだ多くの家庭が1人の子供に将来を託しているので、受験にかかる重圧が違っているのかもしれない。

 一人っ子は「小皇帝」と呼ばれ、両親とそのそれぞれの祖父母から可愛がられて小遣いをもらうため、「6つのポケット」と形容されたが、逆に将来は1人ですべてを背負わなければならなくなるのだ。

 なかには、その重圧に負けて病気になってしまう子供も少なくないというほどだ。

 実際、受験の戦いは、家族総出の総力戦で、決して受験生だけのものではない。

 さかのぼれば小学生のころから、評判の良い重点学校に自らの子を押し込むため、親たちの闘いは始まっていた。人気校の学区にマンションを取得するのは、何より資金的なハードルが高いのである。

 全国的に不動産価格が一息つくような状況下でも、有名校の学区内の不動産価格は上がり続けるのである。

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