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【松井一郎 維新伝心】西日本豪雨 行政は人命救うため現状に合わせた対応を 与野党はもっと緊張感持つべき (1/2ページ)

 西日本各地を襲った「平成30年7月豪雨」は、警察庁のまとめ(17日時点)で、死者223人、安否不明者16人という甚大な被害を出した。家屋の全壊や半壊で、住居を失った方も多数おられる。

 亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災者のみなさまには、心からお見舞いを申し上げたい。

 大阪府では今回、死者こそいなかったが、降り始めからの総降水量が500ミリを超える地域もあった。先週末、府の最北端にある能勢町を視察したが、土砂とともに小さな自動車ぐらいの岩が100メートルほど流れていた。一歩間違えば、さらに大きな被害が出ていた。自然の脅威をまざまざと感じた。

 地球温暖化が原因なのか、「異常気象」が続いている。「何十年に一度」というゲリラ豪雨が、かなり頻繁に起きている気がする。昨年10月の衆院選直前にも、大阪では台風21号の影響で記録的な大雨があり、大きな被害が出た。

 大自然の猛威の前では、人間の力は無力だ。行政を預かる者としては、人々の生命と財産を守るため、迅速かつ謙虚な気持ちで事態に対応していきたい。前例にとらわれていてはダメだ。

 気象庁が厳重な警戒を呼び掛けた5日夜に開かれた、与野党の懇談会やパーティーが批判されている。あの時点で、関係省庁災害警戒会議が開かれるなど、政府の対等部署はきちんと対応していたはずだ。

 ただ、「赤坂自民亭」という懇談会の写真がネットなどで拡散されれば、被災地の人々は「一体、何なの?」と感じるのは仕方ない。立憲民主党議員のパーティーも、まさに「いつものブーメラン」に感じる。与野党とも、もっと緊張感を持つべきだろう。

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