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希薄な改革…関東学連が田中体制下の日大を“完全拒絶” アメフト部の公式戦出場資格停止解かれず (1/2ページ)

 田中体制下の日大とは戦えない-。悪質タックル問題で、公式試合の出場資格停止処分を受けた日本大学アメリカンフットボール部に再び厳しい裁定が下った。関東学生アメリカンフットボール連盟は7月31日、都内で開いた臨時理事会で日大の改革の実効性を疑問視し、資格停止処分の早期解除を見送った。蛮行を指示した指導者らは一線を去ったが、日大のトップ、田中英寿理事長(71)の希薄な改革姿勢を問題視した格好だ。

 悪質タックルを主導した内田正人前監督(62)、井上奨(つとむ)前コーチ(29)の懲戒解雇が決定したものの、公の場で会見も謝罪もせず報酬の一部自主返納で、事態を済ませようとしている田中理事長。

 なぜ大学のトップが、同大に根付く暴力体質の改革に本腰を入れないのか。日大からチーム改善報告書が提出されたものの、関東学連は最後までこの疑問を払拭できなかった。

 議題として出た早期解除の協議は、投票に参加した理事20人のうち17人が見送ることに賛同。日大は秋のリーグ戦に出られないことが確定し、1部上位リーグから2019年度は下位リーグに降格する。

 関東学連の柿沢優二理事長(63)は「解決の任を部だけに押しつけた日大のガバナンスに少なからぬ憤りを感じている」とし、寺田昌弘委員(50)は「日大は理事長のトップダウンで動く。理事長が改善策を実現させると言明していれば違っていた」と断じた。

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