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【高橋洋一 日本の解き方】国際社会で中国と北朝鮮の「民主化」を図り、戦争リスクを回避 日米同盟と防衛力強化も必須 (2/2ページ)

 ここで2つの選択がある。1つは独立国として、一定の軍事力を確保して、中国・北朝鮮以外の国との(1)同盟を強化し、中国・北朝鮮との(4)経済的依存関係を強め、中国・北朝鮮に(5)国際的組織加入を促すことだ。

 もう1つはあくまで頭の体操であるが、中国・北朝鮮の属国化することで一定の軍事力を放棄することだ。ただし、その場合、中国・北朝鮮以外の国と平和関係を結ぶことは難しい。当然のことながら、日本は前者の独立国としての選択肢しか考えられず、後者はあり得ない。

 北朝鮮を巡る国際環境はこの1年間で激変した。昨年末には、一触即発のキューバ危機以来の国際的な緊張があったが、米国による軍事オプションの脅威に北朝鮮が屈して自ら交渉に乗り出してきた。その結果、米朝間で交渉が行われている。

 日本としても、北朝鮮をさらに国際社会に引き出すために、日朝首脳会談などを仕掛けていくのがいいだろう。もちろん日本だけが望んでいるというのではなく、米国など国際社会が北朝鮮を引き出すのを日本としてアシストする役目だ。

 その後、経済交流とともに中国・北朝鮮の民主化を図ることが重要だ。もちろん、その裏に日米同盟と日本の防衛力強化はいうまでもない。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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