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【政界マル秘紳士録】玉木雄一郎・国民民主党共同代表 自民党に代わる「現実的な穏健野党」を目指せ 統率力や政治的嗅覚に課題も (1/2ページ)

★(7)玉木雄一郎・国民民主党共同代表

 「『対決しない』と誤解されるところもあり、少し修正したい。対決も解決もする。対決して、(自民党)政権に取って代わらないといけない」

 国民民主党の玉木雄一郎共同代表は10日の記者会見で、代表選(22日告示、9月4日投開票)への立候補を表明し、こう述べた。従来の「対決より解決」路線から、安倍晋三政権との対決色を強める方向に転じたのだ。

 玉木氏の「解決」路線は、安倍政権を徹底攻撃する立憲民主党や共産党などと一線を画し、来年の参院選を前に、身内から「孤立する」との不満が噴出していた。玉木氏としては、代表選で党のスタンスが争点化され、亀裂が深まるのを避けたい狙いがある。

 だが、対立回避を優先し、党の基本路線を曖昧にする政党は、国民の支持と信頼を得られない。玉木氏も当事者の一人として経験した「民主党政権崩壊」「民進党分裂」こそ、まさにそれを体現している。

 民主党政権の「決められない政治」は、国の根幹たる外交や安全保障などの分野で、党内対立を恐れて徹底的な議論を避け、結論を先送りした必然の結果といえる。

 政界入り前に財務省で国益を追求した秀才肌の玉木氏なら、その教訓を当然、拳々服膺しているはずだ。それなのに、民主党と同じ轍(てつ)を踏む愚を犯すのか。

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