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【高橋洋一 日本の解き方】韓国の慰安婦「二枚舌外交」は百害あって一利なし 文政権は国際的な信用失う (1/2ページ)

 日本との慰安婦合意をめぐり、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「二枚舌外交」を行っている。

 文大統領は今年から8月14日を「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」の公式記念日とした。その上で、政府主催の式典で慰安婦問題は「両国の外交的な解決策で解決される問題だとは考えていない」として、「全世界が性暴力や女性の人権問題を深く反省し、繰り返さないという確固とした教訓にした時に解決される問題」と強調した。

 なんとも、不可解な言い分だ。日韓両国の「外交で解決できない」としながら、「日韓以外の全世界の問題」と言い出す始末だ。

 慰安婦問題については、2015年12月28日の日韓外相会談で結ばれた両国政府による合意がある。慰安婦問題の最終かつ不可逆的な解決を示したこの外相会見は、世界に発信された。

 この合意について、文政権は当初、朴槿恵(パク・クネ)前政権のもので、手続きに問題があったとしていたが、結局問題は見つけられなかった。しかし、合意破棄・再交渉はしないものの、合意履行は無視するという国際的には外交上の非礼をしている。

 一方、韓国国内向けには、合意破棄できないことは説明せずに、合意履行をしないと言うことで、対日姿勢で強気を演じている。

 合意を破棄できないにもかかわらず、履行しないという点で、完全に「二枚舌外交」である。これは、国内向けと国際向けの使い分けだ。

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