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訪朝中止…トランプ氏、北「非核化遅れ」元凶は中国 台湾イジメも糾弾 習氏、人民元安抑制も輸出に大打撃 (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ米大統領は24日、マイク・ポンペオ国務長官の北朝鮮訪問を中止させたことを明らかにした。朝鮮半島の非核化が進まないのは中国のせいだと名指しで批判。外交も絡めて対中攻撃の姿勢を強めた形だ。貿易戦争をめぐる協議も物別れに終わり、22兆円規模の制裁第3弾の可能性が高まるなか、中国当局は人民元の下落を抑制する措置を再開した。「為替操作」を批判するトランプ氏の圧力に屈した形だが、輸出への大打撃は避けられない。

 ポンペオ氏は27日にも訪朝し、高官協議を開くとみられていたが、トランプ氏は急転、訪朝中止を指示したとツイッターで明らかにした。

 「朝鮮半島の非核化に十分な進展が見られないと感じたからだ」と不満をもらす一方、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に対しては「近く会えることを楽しみにしている」と2度目の首脳会談開催に重ねて意欲を示した。

 トランプ氏が代わりにやり玉に挙げたのが中国だ。

 「私たちが貿易でさらに厳しく臨んだため、中国は以前より協力しなくなった」と述べ、非核化停滞は中国が対北朝鮮で非協力的になったことが背景にあるとの見方を強めた。ポンペオ氏の訪朝も「たぶん中国との貿易問題が解決した後になる」との考えを示した。

 ただ、「貿易問題が解決」する気配は全くない。米国は対中追加関税について、すでに発動した500億ドル(約5兆5000億円)分に加え、9月中にも2000億ドル(約22兆円)分の中国製品に25%関税を上乗せする措置を発動する予定だが、現状では中国側に止める術はない。

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