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トランプ大統領が警告「米韓演習再開なら過去最大になる」 北の非核化停滞で中国けん制

 トランプ米大統領は29日、北朝鮮との非核化交渉を前進させるために中止した米韓合同軍事演習の再開を現時点では考えていないが、再開すれば「これまでにない大規模なものになるだろう」と警告する声明を発表した。中国が国際的な制裁下にある北朝鮮に対して相当量の資金援助をしているとも非難した。

 トランプ氏は、北朝鮮の非核化が停滞している背景には、米国との貿易摩擦を抱える中国が非協力的だからだとの考えを強めている。習近平国家主席が9月9日の北朝鮮建国70年を祝う式典への出席が取り沙汰されている中で声明を発表することで、中国をけん制する狙いがあるとみられる。

 声明では、北朝鮮は米中貿易摩擦が原因で、経済的に強い影響力を持つ中国からの圧力にさらされていると指摘。中国は資金や燃料、化学肥料などさまざまな物資を相当量供給しており、非核化進展に役立っていないと不満を示した。

 その一方で、金正恩朝鮮労働党委員長とは「非常に良い関係にあり、温かいものだ」と強調。現時点では、米韓合同軍事演習に多額の費用を投じる理由はないとした上で、大統領が決断すれば即刻、日韓両国を交えた演習を再開できるとも訴えた。(共同)

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