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【有本香の以毒制毒】日本は台湾のTPP加盟を強力に後押しすべき 日台が協力し新たな経済成長の軌道を (1/3ページ)

 久方ぶりに台湾へ出かけた。出発前「台南の慰安婦像の取材?」と聞かれたが、今回の目的は台北市にある国立大学と私立大学での講演である。しかも、折しも先週末、台湾中部から南部を連日豪雨が襲い、死者7人と100人以上のけが人が出た。そのため、現地台南は慰安婦像どころの状況ではなく、一昨日の台北での慰安婦像に絡む市議選候補のパフォーマンスにも市民の関心は薄かった。

 台北も雨模様のなか、集まってくれた両大学の学生さんの年齢は、上は何と80代から下は20代、大学院で学ぶ社会人が少なくなかった。テーマが日本の政治関連だったにもかかわらず、女性聴講者が目立ったことに驚いたが、総統が女性というお国柄を考えれば当然なのかもしれない。

 だが、そんな聴講者の間でも、蔡英文氏、2年前の総統選では圧倒的な支持を集めて当選した女性総統の評判は、いまひとつパッとしなかった。

 受講者の中には台湾衛生福利部(=日本の厚生労働省に近い)の現役官僚もいた。職業柄、日本の年金制度などに関心を寄せていたが、この人の質問を皮切りに、他の受講者からも日本の年金について質問が相次いだ。

 「2004~06年ごろ、日本で年金納付率低下が問題になったはずだが、現状どうか」「当時、日本国民の年金不信が強かったはずだが、最近は聞かれない。どうやって克服したのか」

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