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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「残」》取り残された新大阪 新たなランドマークになれるのか (1/2ページ)

 大阪の玄関口「新大阪」に新たな風が吹こうとしている-。東海道・山陽新幹線が乗り入れ、地下鉄や特急列車が発着する新大阪周辺は、これまで本格的なまちづくりが協議されたことはなく、大阪の中でも存在感の薄い街だ。

 実際、観光客や利用者らでごったがえす駅構内と比べ、駅から外に出ると、周辺にはオフィスビルやビジネスホテル、マンションが広がる。東京や名古屋といった東海道新幹線の各駅周辺と比べ、大型商業施設などにぎわいを創出するようなものはほぼない。

 新大阪駅を利用した新幹線利用客のうち、一体何割が駅から1歩出た周辺地区にまで足を伸ばしているのだろう…。こう思うほど、開業から50年以上、「乗換駅」としての利用が定着しているエリアだ。

 一方、新大阪駅から南に約4キロの大阪・キタではJR大阪駅北側の「うめきた」で、大規模な再開発が進む。「他の地区はどんどん再開発が進んでいるのに、ここはまるで時間が止まったみたいです」。大阪市のJR新大阪駅(淀川区)周辺で地元の50代の男性に話を聞くと、こうつぶやいた。

 しかし、この取り残されたこの地区が変わろうとしている。

 リニア中央新幹線や北陸新幹線延伸を見据え、大阪市の吉村洋文市長は8月末、駅周辺の再開発を検討するため、国や府市、経済団体、JRや阪急電鉄などで構成される官民の検討協議会を年内にも立ち上げる方針を示した。ビルの容積率など規制緩和が可能となる区域に指定するよう国にも求めていくという。