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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「残」》国民不在ではしっぺ返しも (1/3ページ)

 政治は非情だ。自民党総裁選(7日告示、20日投開票)の取材を通して改めて実感する。総裁選の結果が出るまであと10日あるが、すでに安倍晋三首相(党総裁)の圧勝が伝えられ、永田町では早くも総裁選後に予定されている内閣改造、党役員人事を見据えた党内の激しい駆け引きが始まっている。

 首相は党内5派閥から支援を受け、国会議員票の9割近くを固めたとみられる。多数の国会議員が首相支持に回ったせいか、同じ首相支持同士の手柄争いが露骨になっているのだ。例えば、「うちの派閥が最も早く首相支持を打ち出した」「俺のほうがあいつより獲得した党員数は多い」「集会の動員数は誰にも負けない」-といった具合。首相との距離の近さや忠誠心の強さのアピール合戦。経済、外交、財政再建など課題山積なのだが、政策論争よりも、人事を見据えた“猟官運動”が目立つのは本当に残念だ。

 そういえば、学生時代、担任に少しでもいい成績をもらおうと、仲がいいはずの友人をおとしめたり、教師にこびを売るなど器用に立ち回っていたクラスメートがいたっけ。今の永田町はあの頃の教室の空気に似ている。政治家同士、一見、楽しそうに酒を酌み交わしていても、内実はお互い腹の探り合いの神経戦。一寸先は闇。嘘とホントが入り乱れる情報戦、誰が本当に信頼でき、真の敵は誰なのか見極められなければ、明日の政治生命の危ういということか。

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