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トランプ氏、米朝再会談で非核化実現に向け金正恩氏を“再教育”か 時間稼ぎや挑発的姿勢に“死神”ボルトン氏は… (1/3ページ)

 ドナルド・トランプ米大統領と、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による「2回目の米朝首脳会談」が現実味を帯びてきた。正恩氏から再会談を要望する書簡をトランプ氏が受け取り、ホワイトハウスが「調整中」と明らかにしたのだ。高官からは、年内開催を示唆する発言も飛び出した。当初、「1年以内の非核化」を約束したはずの正恩氏は時間稼ぎを図っているが、北朝鮮の欺瞞(ぎまん)性を熟知するトランプ政権が簡単に許すはずもない。2回目の会談は非核化実現に向けた、正恩氏再教育の場となりそうだ。

 「大統領は正恩氏からの書簡を受け取った。その主目的は、大統領との再会談を要請するものだった。われわれは、すでに調整を始めている」

 サラ・サンダース大統領報道官は10日の記者会見で、こう説明した。書簡について、サンダース氏は「非常に温かく、前向き」な内容だったとし、正恩氏が「朝鮮半島の非核化」実現への意志を改めて示したことも明らかにした。

 北朝鮮から「死神」と恐れられている対北強硬派のジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も同日、ワシントン市内で記者団に、再会談について「年内開催はまったく可能だ」と強調した。

 具体的な日程については、正恩氏が9月下旬にニューヨークで開かれる国連総会に出席するとは考えていないと述べたうえで、「それ以降に開催される可能性は常にある」と説明した。

 シンガポールで6月に行われた米朝首脳会談で、正恩氏は「朝鮮半島の完全な非核化に向け取り組む」と約束した。ところが、その後、非核化に向けた具体的措置に取り組んだ気配はない。

 北朝鮮は国営メディアを通じて米国を非難したり、非核化の見返りとして「朝鮮戦争(1950~53)の終戦宣言」を要求するなど、挑発的姿勢を見せはじめた。

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