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【高橋洋一 日本の解き方】池上彰氏番組の「識者取材」問題…筆者が体験した事例はこうだ クレジットの明示が解決策に (2/2ページ)

 マスコミ記事は、総じて検証しにくいものが多い。俗にいう「ソース」が明らかでないのだ。学者の論文なら検証可能でないものは到底意味をなさない。

 池上氏の場合も、テレビのジャーナリストによくあるが、ソースの明示がハッキリしないケースの一種ではないか。

 池上氏については、テレビ番組で子役タレントが多数出演していたとされることも話題になっている。台本はなかったそうだが、子役タレントを一般の小中学生と思わせる印象操作ではないかと批判されている。

 筆者からみると、いずれのケースもクレジットをきちんとしていないことが問題ではないだろうか。

 番組制作者側が取材した識者を出演させない場合でも、番組の中で「取材協力者」としてクレジットを明示すれば、問題の大半は解決するだろう。子役タレントを出演させる場合も、所属タレント事務所を入れれば、問題はかなりなくなるのではないか。

 池上氏は、八幡氏の件では、「あってはならないし、ありえない」と反論したそうだ。

 番組のクレジットについて、あらためてきちんと対処することが、お互いにとって建設的な解決策だろう。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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