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「石破氏を応援するなら辞表を書け」 石破氏陣営が告発「安倍氏周辺から恫喝、圧力」発言のウラ 自民党総裁選

 自民党総裁選(20日投開票)で、安倍晋三首相(党総裁)の周辺から恫喝(どうかつ)・圧力を受けたという、石破茂元幹事長の陣営からの「告発」が相次いでいる。事実だとすれば、19日に締め切られる党員・党友票を中心に、石破氏に同情票が集まりそうだが-。

 騒動の発端は、自民党の神戸市議だ。11日にフェイスブックで「官邸の幹部でもある、とある国会議員から、露骨な恫喝、脅迫を私達地方議員が受け(た)」として、石破氏支持を表明した。

 神戸新聞は12日付で、官邸幹部は西村康稔官房副長官だと報じたが、石破氏の街頭演説会の司会をした自民党の伊藤傑(すぐる)兵庫県議は「私は西村氏と話したが、おだやかな口調で『できれば安倍首相を応援してほしい』ということだった。選挙なのだから当たり前だ」と話した。

 その後、閣僚も「#MeToo」の声を上げた。

 石破派の斎藤健農水相が14日、千葉市で開かれた石破派の支援集会で、安倍首相を支持する国会議員から「『内閣にいるんだろ。石破氏を応援するなら辞表を書いてからやれ』と圧力を受けた」と明らかにしたのだ。議員名は出さなかったが、党内では「萩生田光一幹事長代行ではないか」(閣僚経験者)との声がある。

 萩生田氏は周囲に発言を否定している。

 石破氏は総裁選の地方遊説などで、「私は圧力、権力を恐れない」と繰り返し、安倍首相陣営を皮肉っており、批判票を取り込みたい思惑もにじむ。

 恫喝・圧力は本当にあったのか、それとも情報戦の一環なのか。

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