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トランプ大統領、日米首脳会談で日本に農畜産物など市場開放要求へ

 米ホワイトハウス高官は21日、ニューヨークで26日に開く日米首脳会談で、日本側に市場開放を求める考えを明らかにした。ロイター通信が伝えた。トランプ米大統領は貿易赤字の抜本的な削減を目指し、農畜産物の市場開放など具体的な取り組みを求める可能性がある。

 通商交渉を巡り、安倍晋三首相は米国が環太平洋連携協定(TPP)に復帰するべきだとの立場を崩していない。トランプ氏は自由貿易協定(FTA)を念頭に日本に2国間交渉を迫ってきた。

 ロイターによると、米高官は「米国は日本市場にもっとアクセスしたい。首脳会談がどう進むか注視する」と語った。

 米高官は中国との貿易問題をめぐって、摩擦を和らげるための閣僚級協議を再開するめどが立っていないとの認識を示した。24日に発動する2000億ドル(約22兆円)分への制裁関税第3弾に対して、中国がどう反応するか見極めると説明した。

 中国が600億ドルの報復関税を課した場合、トランプ氏は中国からの残り全輸入品に追加関税を課すと表明したが、決まってはいないという。

 米国はこれまで、鉄鋼などの輸入制限発動に加え、自動車への追加関税もちらつかせて、欧州連合(EU)やメキシコなどとの貿易協議で一定の譲歩を勝ち取ってきた経緯があり、日本に対しても厳しい姿勢で臨むとみられる。(共同)

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