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金正恩氏、日朝改善へ「対話用意」 文氏が日韓会談で明かす 安倍政権は最大限の警戒を (1/2ページ)

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、日本との関係改善のために対話する意向を示したことが分かった。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、安倍晋三首相との日韓首脳会談で明かした。ただ、北朝鮮は、日本の最重要課題である拉致問題について、「解決済み」と主張している。都合のいい幕引きに利用されないよう、最大限の警戒が必要だ。

 「適切な時期に日本と対話し、関係改善を模索していく用意がある」

 韓国大統領府によると、文氏は25日午前(日本時間26日未明)、米ニューヨークでの安倍首相との首脳会談で、正恩氏のメッセージを伝えた。今月中旬、北朝鮮・平壌(ピョンヤン)で開かれた南北首脳会談で、正恩氏が文氏に日朝対話への意欲を示したという。

 日韓首脳会談で、文氏は「朝鮮半島の平和構築のため、日朝首脳会談が必要となる」と指摘し、会談の実現に協力する考えを示した。

 これに対し、安倍首相は拉致問題の解決に向けて、「引き続きの協力をお願いしたい。正恩氏と直接向き合う用意がある」と強調した。

 安倍首相にとって、拉致被害者の全員救出は政治家としての使命・悲願であり、「私自身が金正恩委員長と向き合い、拉致問題を解決しなければならない」と、強い決意を何度も口にしていた。

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