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【菊池雅之 最新国防ファイル】海賊根絶へ! 灼熱の地で空から目光らす「第32次派遣海賊対処行動航空隊」 (1/2ページ)

 防衛省が行っているアフリカ・ソマリア沖のアデン湾における海賊対処行動。2009年より、護衛艦や哨戒機など、順次日本から送っている。11年6月1日から、ソマリアの隣国、ジブチ共和国に活動拠点を開設した。自衛隊初の恒常的な海外施設となった。

 各国の船舶は、ソマリア沖を通過する際、船団をつくり、身を寄せ合うようにして、海上に定められたIRTC(安全回廊)内を航行していく。自衛隊や各国軍は協力して、365日24時間、IRTC内に海賊が侵入してこないように警戒監視をしている。海賊が目を盗んで侵入し、船舶を襲撃した場合は、特殊部隊などで制圧する。

 防衛省は、哨戒機P-3Cにより、派遣海賊対処行動航空隊(DAPE)を編成し、空から警戒監視を行っている。

 基本的に約3カ月サイクルで、部隊を入れ替えており、現在活動を行っているのが、32次隊となる第5航空隊だ。18年7月26日に那覇基地を飛び立った。

 部隊をまとめるのは、長谷川裕介2等海佐だ。「日本の国益にとって非常に重要な任務である。私は初めてこの地に来た。10年にも渡り行われている任務であり、部隊の半数以上の隊員は複数回ジブチに来ている」と話す。

 P-3Cへの同乗取材が許された。活動拠点に隣接するジブチ国際空港を離陸すると、すぐに複数の船影が見えてきた。

 パイロットから中国海軍艦艇が近くにいると聞いた。中国も海賊対処行動を繰り広げており、ここでは、ともに戦う“仲間”だ。

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