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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】沖縄知事選の本質は「米中代理戦争」 在日米軍撤退は中国アジア覇権の足掛かりに (1/2ページ)

 告示前から大いに盛り上がった沖縄県知事選は、30日に投開票日を迎える。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」とばかりに、公選法違反が常態化した沖縄の現状は、見ている方が恥ずかしい。

 今回4人が立候補したが、事実上、与野党候補の一騎打ちである。宜野湾市長を辞職して出馬した佐喜真淳(さきま・あつし)氏は、自民党、公明党、日本維新の会などが推薦している。

 一方、亡くなった翁長武志知事に後継指名を受けたとされる前自由党衆院議員の玉城(たまき)デニー氏は、共産党や立憲民主党、国民民主党など、私が「無責任野党」と呼ぶ野党5党派が推している。

 安全保障問題をセオリー通りに考えず、「憲法第9条を守っていれば日本は平和だ」という現実無視の願望を、正論のごとく主張する政治家や政党は本当に無責任だ。まさか、「日本の滅亡」を望んでいるのか。

 憲法第9条があるから、北朝鮮に拉致された国民を奪還できず、北方領土や島根県・竹島も奪われたままだ。沖縄の一部である尖閣諸島も、中華人民共和国(PRC)に連日脅かされている。憲法第9条こそが日本の平和と安定を壊す真犯人である。

 玉城氏のインタビュー動画を見ると、日本が「有事の前提」をつくって軍備を強化すると、北朝鮮やPRCが不信感を増大させ、さらなる摩擦を招く。だから「有事の前提」を置かず、とにかく彼らの誠意を信頼し、在日米軍基地も撤去すべきだ-という考えのようだ。

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