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ノーベル賞受賞の本庶佑氏、革命的研究支えた“内助の功”「2度やりたいと思う充実した人生。家族にも感謝」 (1/3ページ)

 ノーベル医学・生理学賞に選ばれた本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大学特別教授(76)は、受賞決定から一夜明けた2日、妻の滋子さん(75)と記者会見し、あらためて喜びを語った。免疫とがん細胞を結びつけるタンパク質「PD-1」を発見し、がん免疫治療薬「オプジーボ」の開発につなげた本庶氏。ゴルフと阪神タイガースを愛する闘う研究者は“第2のペニシリン”と呼ばれる革命的な治療薬への道を開いた。

 夫婦そろっての記者会見で「典型的な亭主関白として研究に邁進してきた」という本庶氏。「幸運な人生を歩いてきた。家族の細かいことにタッチせず、家族にも感謝している。こういう人生を2度やりたいと思うくらい充実した人生だ」と話した。

 「私も大学で理系を選び、研究の大変さは知っていた」という滋子さんは、「受賞が決まり、支えてきたこともしょうがなかったかなという思いだ。何でも諦めず、とことん極めることは家の中のちょっとした態度で見てきた」と振り返った。

 本庶氏は、これまで取り組んできた生命科学を「人がいかに生きるかという人間の根幹だ」として、基礎研究への投資の重要性に言及。「日本は自動車やITなどの分野で国を支えている。システマティック、長期的な展望でサポートし、若い人が(研究に)人生を懸けて良かったと思えるような国になることが重要だ」と注文を付けた。

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