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「ポスト安倍」レースが大激変!? 最有力候補・岸田氏に迫る加藤総務会長 「派内混乱」石破氏は後退か (2/3ページ)

 今回の改造人事で、石破氏は立場は厳しくなった。

 石破氏は総裁選の最中から、「『終わったあとは干してやる』とか、『冷や飯を覚悟しろ』というのはパワハラだ。自民党はそんな政党ではなかったはずだ」などと、「総裁選=権力闘争」と理解しないような発言を披露し、暗に派閥メンバーのポストを要求した。

 総裁選投票前、「石破氏は、議員票と地方票を合わせて200票を獲得できなければ政治生命の危機だ」と言われていたが、254票を獲得して存在感を示した。

 ところが、安倍首相が内閣改造で、当選3回で元東京地検特捜部検事という、石破派若手の山下貴司衆院議員(53)を法相に一本釣りして、情勢が変わった。

 自民党関係者は「石破派内では、鴨下一郎元環境相(当選9回)や、山本有二元農水相(同10回)の入閣観測が流れていた。山下氏の大抜擢で、派内は大混乱しているようだ。石破氏の顔はつぶれ、求心力は激減している」と語る。

 さらに、総裁選で石破氏を支持した参院竹下派も、内閣改造後、石破氏から一気に距離を置いた。

 総裁選の石破陣営が3日夜に都内で開いた慰労会で、参院竹下派を率いる吉田博美・党参院幹事長が「この(石破派と竹下派の)関係は今日で区切りとなる」と通告したという(読売新聞5日朝刊)。この方針は、かつて「参院のドン」と呼ばれ、石破氏の後ろ盾だった青木幹雄元党参院議員会長にも伝達された。青木氏の政治力も急速に落ちている。

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