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トランプ米大統領、マティス氏を「100%信頼」 政権混乱イメージを避けたか

 ドナルド・トランプ米大統領の本心は-。ジェームズ・マティス国防長官は15日、ベトナムに向かう機内で「トランプ氏と電話で話し、『100%信頼している』と伝えられた」と記者団に明かした。トランプ氏は14日放送の米CBSのインタビューで「彼は民主党員のようなところがある」などとマティス氏を酷評し、辞任・更迭を否定しなかった。来月の中間選挙前に「政権混乱」のイメージを打ち消そうとしたのか。

 マティス氏の発言は、AP通信が16日報じた。

 ハリケーンによる米軍基地被害を協議するため、マティス氏が電話した際、トランプ氏から「インタビューを見たか?」と質問された。マティス氏が「見ていない」というと、トランプ氏は信頼を確約したという。

 これに先立ち、マティス氏は機内で「(トランプ氏と)辞任について話したことはない。仕事を続けるだけだ」と述べていた。

 国際協調派であるマティス氏は、暴走傾向のあるトランプ政権で、外交・安全保障上の安定感を与えてきた。だが、トランプ氏との関係悪化は最近、何度も報じられた。

 米紙ワシントン・ポストの看板記者、ボブ・ウッドワード氏が9月に出版した新著「Fear(恐れ)」では、マティス氏がある会議後、側近に対し、トランプ氏を「小学5~6年生程度の理解力しかない」と評した様子が紹介されている。マティス氏は発言を否定している。

 米メディアは、マティス氏の後任候補として、ジャック・キーン退役陸軍大将や、共和党のトム・コットン上院議員、リンゼー・グラム上院議員らの名前を挙げている。