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【室谷克実 新・悪韓論】観艦式で「帥子旗」を掲揚… 文氏は“抗日将軍”の哀れな末路を知らないのか (2/2ページ)

 小渕恵三首相と、金大中(キム・デジュン)大統領(ともに当時)による「日韓共同宣言」20周年を記念して、ソウルで開かれた晩餐(ばんさん)会では、韓国の民謡歌手が、歌詞に「独島」(=竹島の韓国名)、「東海」(=日本海の韓国名。国際統一名称をめぐり日韓が争っている)が入った曲を歌った。

 韓国のマイナーサイトに「あまりにも無礼だ」という投稿があった。が、日韓議連の額賀福志郎会長ら日本側出席者は誰も席を立たなかったらしい。

 帥子旗に関しては、外務省が一応抗議したが、岩屋毅防衛相は「非常に残念だが、それを乗り越え、さらに韓国との防衛交流、安全保障交流を進めたい」と、キリストも驚くような寛容なコメントを発した。

 韓国政権の「日本政府観」は正しい。だから、国内事情による「反日増進」があるのだ。

 韓国大統領府は、帥子旗の掲揚について「将来の海洋強国・大洋海軍への意志を表明」(ヘラルド経済・韓国語サイト、10月11日)と述べたそうだ。李将軍が日本と明国との停戦合意を無視して、撤収する日本船を追撃し、流れ弾に当たって死んだ歴史を知らないのだろうか。

 合意を無視して図に乗って…まさに、どこかの国の行動そのものだ。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。著書・共著に『悪韓論』(新潮新書)、『崩韓論』(飛鳥新社)、『韓国リスク』(産経新聞出版)など多数。

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