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トランプ大統領、一転して不満表明 サウジ説明「明らかなごまかしやうそ」

 トランプ米大統領は20日夜、サウジアラビア人記者の死亡事件に関しサウジ当局が説明してきた内容に「明らかなごまかしやうそがあった」と不満を表明した。国際社会が徹底捜査など厳しい対応を求める中、サウジ当局の暫定捜査結果への称賛の評価を転換し、懐疑的な見方を示した。米紙ワシントン・ポストの電話インタビューに語った。

 トランプ氏はこれに先立ち西部ネバダ州で記者団に、事件の全容が解明されるまで「満足はしない」と発言。サウジ当局が20日未明に暫定捜査結果を発表した直後は「信用できる」と手放しで称賛していたが、米政府内でも懐疑的な見方が多かったという。

 死亡した記者はジャマル・カショギ氏。サウジ当局は当初、カショギ氏はトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館から立ち去ったとして殺害を否定していたが、暫定捜査結果では総領事館内で会った人物らと口論になって格闘に発展した結果、死亡したと説明した。

 トランプ氏は記者団から「(サウジ当局の)何人かが解任されたが満足か」と問われ「満足はしない。しかし最初の大きな一歩だ」と回答した。サウジ当局の発表通り皇太子が事件に関知しなかったことはあり得るのかとの質問には「可能性はある」と答え、依然としてサウジとの関係を重視する姿勢を見せた。(共同)

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