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日印首脳会談「別荘外交」で異例の厚遇 中国の「覇権主義」に対抗 (1/2ページ)

 安倍晋三首相は29日夕、インドのナレンドラ・モディ首相と、官邸で首脳会談を行う。安倍首相としては、先週末の日中首脳会談で「日中正常化」をアピールする一方、中国の軍事的脅威への警戒も怠っておらず、日本外交の「自由」「民主主義」「人権」「法の支配」という基軸がブレていないことを訴える狙いもありそうだ。

 安倍首相は28日、山梨・河口湖近くの自らの別荘にモディ氏を招き、地元の食材を使った和食でもてなした。首相が外国の首脳に対し、「別荘外交」をするのは初めてで、異例の厚遇ぶりだった。

 両氏は山中湖を望むホテルで昼食会もともにした。あいにく富士山は雲に隠れていたが、安倍首相は「あと1時間もすれば見えますよ」などと笑顔で語りかけたという。

 29日の首脳会談では、安倍首相が提唱する「自由で開かれたインド太平洋戦略」のもと、中国の海洋進出をにらみ、安全保障分野で連携することなどを確認する。

 この戦略は、中国の覇権主義に対抗するものだ。

 安倍首相とモディ氏は2005年からほぼ毎年、交互に相手国を訪問して会談を重ねた。モディ氏の来日は3度目となる。域内でのインドの重要性を繰り返し訴えながら、共通の価値をもとに盟友関係を築いた。

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