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【山口那津男 本音でズバッと】「日中関係」新たな時代へ 安倍首相、公式訪問で得た“成果”と残った“課題” (1/2ページ)

 安倍晋三首相は25日、日本の首相として7年ぶりに中国を公式訪問した。北京・天安門広場には、日の丸が掲げられ、同日午後の日中平和友好条約締結40周年レセプションが、日中友好議員連盟をはじめ各種友好団体の代表団も参加して、盛大に開催された。

 安倍首相は、習近平国家主席らとの会談で、「競争から協調へ、日中関係を新たな時代へ押し上げていきたい」と呼びかけ、習主席も「日中関係が正しい軌道に戻った」と語り、幅広い分野で対話と交流を深めていくこととなった。

 「ようやく、ここまでたどり着いた」という実感である。

 民主党政権末期に、日中は極度の緊張状態に陥り、政治対話の道さえ閉ざされた。政権を自公で取り戻し、連立与党・公明党として2013年1月に訪中以来、習主席宛の安倍首相の親書を届けたのは、4度に及ぶ。

 その間、安倍首相は、多国間会議の際、習主席らとの首脳会談を重ねてきた。曲折を経ただけに、これを機に、来年の習主席の訪日を実現し、首脳の往来を重ねたい。

 二国間の公式訪問だからこそ、両国の多岐にわたる課題について前向きな合意をつくることができた。経済面では、第三国での民間協力、イノベーションや知的財産に関する協力対話の創設、通貨交換(スワップ)協定再開、日本産食品の輸入規制緩和などで成果があった。

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