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米中間選挙 上院は共和、下院は民主が8年ぶり多数派に 「米中新冷戦」加速も (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ米大統領への「初の国民的審判」といえる中間選挙の投開票が6日行われた。焦点の下院選では、野党・民主党が8年ぶりに多数派を奪還した。米主要メディアが伝えた。上院は与党・共和党が勝利を確実にした。米議会は「ねじれ状態」となった。2020年の次期大統領選での再選懸念が出てきたトランプ氏としては、指導力や成果を強調するため、「米中新冷戦」を加速させそうだ。

 《とてつもない成功だ。みんな、ありがとう》

 トランプ氏は6日、上院で共和党勝利を受け、ツイッターにこう書き込んだ。

 注目の選挙戦で、共和党は好調な米国経済の持続をアピールし、「厳格な不法移民対策」を打ち出した。これに対し、民主党はトランプ氏のリーダーとしての資質を問い、「医療保険制度の充実」などを訴えてきた。

 民主党が下院で多数派を奪還したのは、社会の分断や憎悪をあおったトランプ氏の政治手法に国民の嫌気がさしたことが一因との分析もある。

 下院は過半数の賛成で「大統領の弾劾手続き」を始めることが可能だが、解任には上院での3分の2の賛成が必要のため、現実味は低い。

 トランプ氏は大統領再選に向けて、これまで以上の民主党攻撃で、来年1月召集の議会を乗り切る構えとされる。そして、成果を確実にするため「対中強硬路線」を強める可能性が高い。

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