記事詳細

【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「晩」》晩節汚す新人大臣、真摯な論戦失った国会…“しっぺ返し”は参院選に (1/2ページ)

 第4次安倍晋三改造内閣発足から1カ月。「政権の土台中の土台」として留任した麻生太郎財務相や菅義偉官房長官、茂木敏充経済再生相などが手堅く実績を積み上げる一方で、新人大臣のふがいなさは目に余る。安倍首相は組閣の日、「全員野球内閣」と名付けたが、実に空々しい。

 資質に著しく欠ける政治家が大臣ポストに居座り続けても、その報酬の原資には税金が使われる。一方で、来年10月に消費税率は予定通り10%に引き上げられる。大臣の仕事ぶりと増税は一見、無関係だが、国民感情はそうじゃない。閣僚の失態が今後も続けば、増税に対し「冗談じゃない」と反対する国民が増えてもおかしくないと思う。国民の増税への賛否は、財政のバランスシートではなく、政治のあり方が大きく影響するからだ。

 大半の政治家にとって大臣ポストはキャリアの集大成である。特に今回、初入閣した12人の“新人”のうち、「入閣待機組」と言われ続け、大臣ポストを射止めた閣僚はそうだろう。地元で長年、政治活動を支えてきた支援者は「うちの先生もついに大臣になった」とおおいに喜んだに違いない。こうした政治家は「大器晩成型」とでもいうのだろうか。

 しかし、実態は晩節を汚しているとしか思えない。毎週のように週刊誌に「政治とカネ」の疑惑が報じられている片山さつき地方創生相。財務省(旧大蔵省)出身で、省内のあこがれのポストといわれる主計官を歴任し、自民党でも政務調査会長代理などを務めた。頭の良さは党内有数で政策通でも知られたが、大臣になってみれば、政治資金収支報告書を何度も訂正し、事務所のずさんな会計処理の実態が明らかになる始末。地方創生は日本経済の行く末を大きく左右するが、報道への対応で本業に取り組む暇はなさそうだ。