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【トレンドウオッチャー木村和久の世間亭事情】「パイロット飲酒問題」にはアメとムチの対策が必要? (1/2ページ)

 ゴーン・ショックで国土交通省も忙しそうですが、こっちの案件もよろしく。というわけで、パイロットの飲酒問題です。

 飛行機の運航は輸送人員も多く、人命に関わるのに、今までアルコール検査が、ずさんだったのが不思議ですね。

 何ゆえ飲酒が見過ごされていたか? それは「飲酒文化」の伝統維持と、「ストレス発散」を理由にしているから。簡単にいえば甘えの構造です。

 飲酒文化を牽引(けんいん)しているのは、国際線アッパークラスの食事です。そこでは、高級ワインが提供されます。何十万円もかけて飛行機に乗ったVIP客は、元を取るために、高いワインを飲んでウサを晴らすのです。

 パイロットも、ソムリエが添乗している飛行機もありますから、ワインに詳しくて当然。現地に滞在すれば、待ってましたとばかりに、ディナーを食べてワインをがぶ飲みするのです。これが規定時間内の規定量の飲酒なら問題ありませんが、ついお酒が美味しいものだから、ハメを外しがち。勢いのまま、大量飲酒のナイトキャップに突入します。身内をかばう意識も手伝い、半ば黙認状態となっていたのが、今回、外部スタッフの指摘で発覚したのです。

 国交省としては、第三者機関のアルコール検査で、厳しい基準を課すでしょう。フライト前日の飲酒は、なしになる可能性が高いです。これで、一件落着と思いきや、そうはいかないかも。アルコールはストレス発散のために飲む場合が多く、すでに依存症になっているパイロットが、多数いるんじゃないですか。

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