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【日本の元気 山根一眞】万博決定「歓喜」で目立つ70歳代… 大阪に世界を驚かせる発想あるか (1/2ページ)

 2025年、国際博覧会が大阪で開催されることが決まった瞬間のテレビ速報では、誘致担当者たちが信じられないほど歓喜する姿が放映された。関西の政治・経済にとって万博開催への期待がいかに大きいかを実感したが、大阪万博2025のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」だ。万博は常に未来の社会、世界のありようを「希望と驚きをもって明るく見せる」ショーケースであり、その未来像をふまえた万博にしなくてはならないのだ。

 だが、「歓喜」で目立っていたのが70歳代の男性だったことに、ちょっと腰が引けた。大阪府の松井一郎知事や大阪市の吉村洋文市長は万博開催時にはぎりぎり「いのち輝く未来」の一員かとは思うが(それぞれ61歳、50歳)、「最高の大阪万博」を創りあげるためには、「いのち輝く未来社会」の主役である今の子供たちが思い描く理想の未来社会、世界を表現しなければいけない。それは大丈夫か?

 私は、2005年愛知万博・愛知県総合プロデューサーなどいくつかの博覧会を手がけてきたが、若い世代によるオールド世代にはない発想をいかにくみ上げて表現するかに腐心してきた。その経験から大阪万博の計画内容を見て、心配になった。

 万博会場は、大阪湾に浮かぶ人工島、夢洲(ゆめしま・大阪市此花区)だ。広さ390ヘクタール、「負の遺産」と呼ばれてきた埋め立て地だが、ここを万博会場とするとともに「IR」(カジノ中心の統合型リゾート)を万博に合わせて開業し「負の遺産」を挽回したいというのが狙いのようだ。

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