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【富坂聰 真・人民日報】バス内暴力、飼い犬マナー…エスカレートする社会問題 (1/2ページ)

 このところ中国で大きな注目を集めている社会問題といえば、一つはバス運転手に対する乗客の暴力問題であり、もう一つがペットの犬のリードをつけずに散歩をするマナーの悪い飼い主の問題である。どちらも古くて新しい問題であり、また昨今、エスカレートしているという共通点がある。

 中国のニュースサイトをのぞいていると、2日か3日に一度は、同様のニュースに遭遇するといったほどの高い頻度なのである。

 例えば、日本の11月の3連休期間(23~25日)だけをとってみても、バスの問題では重慶市に続いて浙江省でもトラブルが起きた。

 どちらも車内に設置された監視カメラの映像付きなので、何が起きたのかは文字を追うまでもなく理解できる。

 まず重慶のケースでは運転手と一人の老人がバスの停車・発信の仕方をめぐって口論になっていたところ、別の若い男性が介入。大声で運転手を怒鳴りつけた。運転手が反論を続けたのに激高した若者が〈15秒に18発のパンチと蹴り4発〉(『人民日報』ウェブ)という激しい暴行を加えた。

 続く浙江省ではバス賃を払わなかった老人が身分証の提示を求めた運転手と口論となり、最終的にはハンドルに飛びつき勝手に動かしてしまうという事件だった。

 老人は口論に夢中になったことで降りるバス停を過ぎてしまい、ハンドルを勝手に切ったという。

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