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【新・カジノ情報局】東京ドーム数個分の広さも、ショッピング街はガラガラ… それでもカジノが黒字のワケ (1/2ページ)

★松井政就 アトランティックシティーの今(5)

 スロットで負けた腹いせにトイレに八つ当たりする男を残し、ぼくはリージョナルメディカルセンター(地域の医療機関)に向かった。ギャンブル依存症に関する話を聞こうと思ったのだ。

 受付で医者の詰め所を案内され、待つこと数分。現れたのはまるでハリウッド女優かと思うほどの美人女医。思わぬ展開に何を聞きに来たのか忘れそうになったが、どうにか質問すると、ギャンブル依存症はこの病院単独で対処できる問題ではなくなり、専門の医療機関に患者を送っているとのこと。

 「紹介してほしい」というと「いいわよ」とぼくの手帳に医療機関の住所と連絡先を書いてくれた。その住所を見ながら「歩くとどれくらいかかりますか?」。

 すると彼女は不思議そうな目でぼくを見て「けっこう時間かかるわよ。30マイルあるから」。30マイルといえば1600メートルの30倍だから、えっ、48キロ? 瞬時に計算できたのは競馬をやっているおかげだが、喜んでいる場合ではない。

 その施設訪問はまた次回として病院から出る際、受付の男性がぼくの背中に「グッドラック!」と声を掛けた。普通なら「お大事に」というところだが「勝てるといいね!」に聞こえたのはやはりカジノの町のせいだろう。

 その足でぼくはアウトレットに向かった。ラスベガスもそうであるように、カジノの近くにアウトレットを置くのは近年の流行で、中にはギャンブルをしないで買い物だけする人もいる。

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