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【富坂聰 真・人民日報】「米中対立」でカナダが“見せしめ”に… 来年は日本も外交力が問われる (3/3ページ)

 だが、THAADの問題はどう考えても韓国に選択肢はない。アメリカに怒りをぶつけるべきだが、中国は正面からアメリカと対決するつもりはない。

 アメリカは中国ほど遠慮はしていないが、正面からぶつかるリスクは考え、同盟国を使ってやんわりと包囲網を築こうとする。

 つまり、米中対立の最前線には旗幟(きし)を問われる「鶏」が並ぶ。受難をチャンスに変えられるか、日本の本当の外交力が問われる年になるだろう。

 ■富坂聰(とみさか・さとし) 拓殖大学海外事情研究所教授。1964年生まれ。北京大学中文系に留学したのち、週刊誌記者などを経てジャーナリストとして活動。中国の政・官・財界に豊富な人脈を持つ。『中国人民解放軍の内幕』(文春新書)など著書多数。近著に『中国は腹の底で日本をどう思っているのか』(PHP新書)。

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