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“都内最後”キャバレーの灯が消える 「ハリウッド」北千住、赤羽店が30日閉店

 昭和40年代開店の老舗キャバレー「ハリウッド」北千住、赤羽両店が30日で閉店。都内最後のグランドキャバレーの灯が消える。

 営業最終週に入った27日、名残を惜しむ常連客らで赤羽店は大盛況。80人弱の女性スタッフがフル稼働し、日本唯一となった生バンド演奏とともに美女2人がなまめかしいバーレスクショーを繰り広げた。

 全盛期は直営店29、チェーン店15を誇ったハリウッドグループ。長者番付1位に登り詰め「キャバレー太郎」の異名を取った創業者、福富太郎氏が5月に86歳で死去し、昭和の社交場は平成とともに終焉を迎える。

 同店をはじめ全国11店舗を探訪した写真集「キャバレー、ダンスホール 20世紀の夜」(グラフィック社)の編集者、西村依莉さんも来店。「客を楽しませようと創意工夫を懲らした、豪華絢爛な装飾は一朝一夕には作れない空間。その空気感を記録に残したくて書籍にまとめたが、身近に営業中のキャバレーがあるなら、灯が消える前にぜひ実物に触れてほしい」と話している。