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【解剖 政界キーマン】菅官房長官『ポスト安倍』めぐる疑心暗鬼 支持議員は「菅氏が首相になる」 (1/2ページ)

 「(官房長官だから)やれることがたくさんある」

 菅義偉官房長官は、何度か機会があった「一対一」の取材で、常にこう語った。そして、政治主導で実現した政策の数々について説明した。

 いまさらだが、2012年12月の長官就任直後、「何をやりたいか」と尋ねた際、菅氏が「内閣人事局」と答えたのには驚いた。政治主導体制と危機管理のために、官僚の人事を抑えることを最優先にする-。そのときから、安定政権、長期政権を視野に入れていたことは明白だった。

 安倍晋三政権が長く続いてきた理由として、菅氏の「危機管理の手腕」があるのは間違いない。

 菅氏は長官職に徹し、それ以外の野心は語らない。だが、安倍首相が総裁最後の任期に入り、みんなが「ポスト安倍」へ向けて動き出すなかで、ちょっとした動きにも自民党内は敏感になる。

 昨年末、安倍首相にごく近い関係者が、財界関係者に次のような話をしたという。

 「菅氏が『ポスト安倍』を意識し始めているんじゃないか」

 根拠は、安倍首相が仕切る外交などにも、菅氏が関わってきているというのだ。安倍首相を支える細田派議員も話す。

 「北方領土問題で、菅氏が『ポスト安倍』候補の一人に挙げている河野太郎外相と、いろいろ話をしているらしい。また、『夏の参院選前に、ロシアと平和条約を締結できれば大勝できる』『2島先行でもいいではないか』と口にしているらしい」

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