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【解剖 政界キーマン】二階俊博・自民党幹事長 「失敗した人間ほど面倒を見る」人心掌握術 (1/2ページ)

 永田町で、自民党の二階俊博幹事長の「重病説」が広まったのは昨年暮れ。二階氏はインフルエンザで12月4日の自民党役員会などを急遽(きゅうきょ)欠席したが、その後も引き続き、高血圧などを理由に検査入院したのだ。

 私も即、二階氏側近に連絡を入れたが一笑に付された。「元気ですよ。こんな機会がないと普段健康診断もしないから」と説明した。その言葉通り、二階氏は同月17日に党務に復帰した。

 二階氏は、安倍晋三政権の支柱だ。正面から支持するだけではない。政権運営で度々起きる摩擦、「公明党との関係」や「中国や韓国との外交」などで、逆の言動によってバランスを取る役目も務めてきた。

 安倍首相にとっては、野に放てない「脅威の実力者」でもある。幹事長職に就けることで、双方が「ウインウイン」をキープしてきた微妙な関係ともいえる。それが露呈したのが今回だ。

 「重病説が流れると、安倍首相の周辺から『年内に幹事長を交代すべきだ』との声が上がった。後任に、甘利明選挙対策委員長や萩生田光一幹事長代行らの名前が挙がった。首相に側近を幹事長にしたい本音があるのではないか」(自民党幹部)

 変幻自在の二階氏には、常に「落としどころはどこなのか」と疑心暗鬼が生じ、そこから批判につながることも多い。

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