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【日本の元気 山根一眞】「ユーザーに寄りそう」モバイル技術精神はどこへ 約30年前のワープロ起動に筆者大感激! (1/3ページ)

 福井県年縞博物館と若狭三方縄文博物館が共同で開催している企画展「科学者たちの秘蔵コレクション展」(2019年1月28日まで若狭町歴史文化館)。私は40点以上の秘蔵品を出展している。出展に先立って、書斎にしまいこんであった古いマシンをひとつひとつ引っ張り出し、確認する作業を数日続けたが驚くべき発見があった。

 多くの情報機器が経年劣化で動かなくなっていた最大の原因は、アルカリ電池の液漏れだった。今もって気付かぬうちに劣化した電池が本体を台無しにしている(最近も2台の放射線線量計が電池液漏れで使用不能に)。最も普及しているアルカリ電池の技術進化が何十年も止まったままであるのは何とも情けない。

 一方、その電池の液漏れがあったものの、必死にクリーニングし新しい電池を入れたところ、動いてくれたものがあった。その一つが、私が愛用し尽くしてきたシャープのB5サイズのノートワープロ(WV-S250、1992年)だ。電源を入れたところ26年前そのままに起動し使えたのだ。かつて書いた原稿もメモリーカードから読み出せて大感激した。

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