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【高橋洋一 日本の解き方】安倍首相の「ダボス演説」の読み方 「敗北主義の打破」を強調も…民が苦しむ増税でいいのか (1/2ページ)

 世界経済フォーラムの年次総会である「ダボス会議」が22日から25日まで開催され、安倍晋三首相が基調講演を行った。ダボスで演説することの意味は何か。また、演説の内容について、これからどのような政策を打ち出すと予想できるか。

 世界経済フォーラムはスイスのジュネーブに本部がある1971年設立の非営利の独立組織で、その創設者兼会長は、クラウス・シュワブ氏。活動は世界情勢の改善を目的とし、運営資金は会員企業からの会費で賄われている。

 今や世界的な影響力のある団体であるが、その性格は創始者の任意団体でしかない。設立当初は欧州の経営者を集めた会合であったが、そのうち政治家が呼ばれるようになった。

 成功の秘密については、いろいろ語られているが、スイスという欧州の中心で中立的な国で運営されていることが大きいのではないだろうか。いまや政治家にとっても、ダボス会議で基調講演することは一流の証にもなっている。このため、各国のリーダーが多く参加している。

 政治家以外にも、世界のトップ1000社の半数の最高経営責任者(CEO)も参加し、諸問題について議論する。ビジネスマンにとってもあこがれの社交の場である。

 安倍首相の基調講演は、ドイツのメルケル首相、イタリアのコンテ首相、スペインのサンチェス首相と並んで、ダボス会議の公式サイトのトップに出ていた。

 講演内容は、「日本の敗北主義は打ち破られた」というものだ。安倍首相の就任時、日本について、「人口が減少しているから成長しない」という不吉な予測があったが、それらを打ち破ったことを語っている。

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