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【高橋洋一 日本の解き方】世界で「富豪」と「貧困層」の格差が拡大! 特に米国と中国はケタ外れ…ピケティの資本課税検討を (1/2ページ)

 非政府組織(NGO)のオックスファムが発表した報告書で、世界の富豪上位26人が独占する資産は約1兆3700億ドル(約150兆円)に上り、世界人口の半数に当たる貧困層約38億人が持つ資産とほぼ同額だと指摘された。こうした富の偏在が生じているのは税制や法制度に問題があるのか。解消する手立てはあるのか。

 オックスファムは毎年、世界経済フォーラム(ダボス会議)のときに、世界の富豪の資産が貧しい人の資産合計に等しくなるかという問題を提起し、「トップ何人」という数字を強調している。昨年は43人だったが、今年は26人と少なくなったという。つまり、富の集中がさらに進行したというわけだ。

 さらに、アマゾン創業者で世界で一番金持ちのジェフ・ベゾス氏の資産はこの1年で1120億円(約12兆円。2018年3月現在)に増加し、そのたった1%でも、人口約1億500万人のエチオピアの保健予算の全費用を賄えるとも書かれている。

 この26人は、フォーブスが発表している18年の世界長者番付によるものだ。ちなみに国別の内訳は、米国15人、中国6人、フランス2人、スペイン、メキシコ、インド各1人だ。日本人ではソフトバンクグループの孫正義氏が最高で39位なので、26人には入っていない。

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