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【新・カジノ情報局】「大型IR」建設ラッシュ続くマカオ カジノ売り上げはラスベガスの7倍! (2/2ページ)

 こうして到着したマカオは、今もなお、大型IR(統合型リゾート)の建設ラッシュが続いている。日本政府観光局(JNTO)から昨年の訪日外国人旅行客数が過去最高の3119万人を記録したことが発表されたが、マカオの数字は3580万人で日本を上回っている。

 マカオの面積は30・5平方キロメートル。東京23区全体の約20分の1しかない。板橋区をひと回り小さくしたぐらいのちっぽけな観光地に、どうしてこれだけ多くの外国人が集まるのか。最大の要因は中国大陸と陸続きだということ。しかも、日帰り客が約48%を占めるので、島国日本との単純な比較はできない。

 それでもマカオの成長力は本物。長く「東洋のラスベガス」と言われてきたマカオのカジノの売り上げは、今では元祖ラスベガスの約7倍にも及ぶ巨額なものになっている。

 中国人にとってマカオは“近くて楽しい街”。数年後に日本版IRができたとき、マカオに通っていた観光客の足をこちらに向けるには、これまで見たことのないような魅力あふれる施設をつくらなければ勝負にならないだろう。

 現在、マカオの観光客に不評なのは、1日8万~10万人もの客が国境を越えてくるため、イミグレーション施設がいつも大混雑していることだ。

 今のところ本流とはなっていない港珠澳大橋ルートはまだマシだが、いずれは込み合ってくることが予想される。せっかく橋経由で時間を短縮しても、入国審査が長蛇の列でカジノがおあずけではたまらない。

 わが国が真の観光立国を目指すなら、早めにこういった混雑緩和の対策を考えておく手だろう。幸い、ここにきて日本人の入出国手続きには顔認証ゲートが本格的に導入され、ストレスがほとんどなくなった(少し前の指紋認証ゲートはひどかったが)。残るは今後増えていく外国人の入国審査をいかにスムーズにするか。日本の技術と処理能力の見せどころだ。(ギャンブルライター・片山真)

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