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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】公正中立を装う“反日”ばかり…日本のメディア報道は「先進国」とはいえない (2/2ページ)

 そして報道は、事実や論理を追求せず、感情論を煽りがちで、昔も今も多様性がない。

 戦時中の日本メディアは「大本営発表」の拡散と、国民の戦意発揚が主な仕事だった。戦後は逆に、GHQ(連合国軍総司令部)が命じたプレスコードに従い、日本人から誇りと戦意を奪おうとしてきた。

 占領終了後、日本の多くのメディアは「反日」「反米」「親ソ・親中」の左派になった。産経新聞を除けば、日本国民の「知る権利」にも興味がないから「報道の自由」より「報道しない自由」ばかりを行使する。

 だが、「新聞倫理綱領」や「放送法」という建前がある以上、偏向の自覚があっても「公正中立」を装う。中には、ダマされ、勘違いする読者や視聴者もいる。

 米国では、CNNなどのリベラル左派と、FOXニュースなどの保守系右派は、立場を鮮明にしたうえで、ドナルド・トランプ大統領の政策について賛否両論の報道を行っている。両方の主張を比較しなければ、正しい理解はできない。

 結果、米国ではCNNの視聴率は落ち込み、FOXは伸びている。だが日本では、CNNばかり引用して米国のニュースを報じている。「判官びいき」は、日本人をミスリードさせかねない。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『儒教に支配された中国人・韓国人の悲劇』(講談社+α新書)、『トランプ大統領が嗤う日本人の傾向と対策』(産経新聞出版)、『日本覚醒』(宝島社)など。

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