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【高橋洋一 日本の解き方】若者は痛感「民主党政権の悪夢」 金融緩和に聞く耳持たず就職難…安倍政権支持が多いのは当然だ (1/2ページ)

 「悪夢のような民主党政権」と発言した安倍晋三首相に対し、岡田克也元副総理が撤回を求めるなど論争になった。国民にとっては民主党政権の3年間は「悪夢」だったのか。

 安倍首相が「悪夢のような民主党政権」と批判したのは経済政策に関してである。第2次安倍政権では、経済政策として金融政策、財政政策、成長戦略の「3本の矢」を打ち出した。金融と財政はマクロ経済政策、成長戦略はミクロ経済政策であり、先進国では標準的な組み合わせだ。このうち金融政策が功を奏して雇用は改善した。

 働きたい人に仕事がある状況を作るのが政治の大きな責任であり、その意味では評価できる。民主党政権と安倍政権の差は、何より雇用の創出ができていなかったか、できたかの差だといえる。

 安倍首相も、「雇用を作れず、その事実を受け止めないなら反省してないのと同じだ」と民主党政権を批判している。

 筆者は民主党政権時代に、「金融政策は雇用政策であり、もっと金融緩和すれば雇用が良くなり自殺率がさらに低下する」と民主党幹部らに話したことがある。

 一部の民主党議員は関心を持っていたが、肝心の執行部ではその意見は無視された。そうした政策に反対していたのは、当時執行部にいた枝野幸男氏らの影響もあったと筆者は考える。

 民主党が政権を取る前、あるテレビ番組で筆者は枝野氏と議論したことがあるが、そこで枝野氏は、金融引き締めが高成長になるという主旨の持論を展開した。筆者は、全国放送のテレビで言うべきでないトンデモ話だと批判したが、枝野氏は持論を曲げなかった。

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