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【高橋洋一 日本の解き方】統計不正で「影響力」行使したのか? 首相秘書官と内閣参事官の職務 サンプル入れ替えは当然の事 (2/2ページ)

 首相秘書官も内閣参事官もその職務権限は法律で決められている。今回の統計の手法変更で、どちらの内閣参事官であったのかは定かでないが、いずれにしても、テクニカルな内容なので、上には報告しないだろう。

 そもそも、統計においてサンプルの入れ替えは当然である。同じサンプルばかりにすると、残存者バイアスが働き、全体の姿を映し出さないからだ。しかも、サンプルを入れ替えて大きく変動するなら、そもそも統計として使えない。このために、適切な大きなサンプルとしている。

 毎月勤労統計では、母集団は200万事業所で、サンプルは3万程度である。適切な入れ替えなら、どのような方法でも大きな数字の変動はないはずだ。だから官邸が意向を示しても示さなくても、大した話にはならないだろう。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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