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ゴーン容疑者“黙秘作戦”効果は… 再逮捕前の動画公開、弁護士がアドバイス (1/2ページ)

 会社法違反(特別背任)の疑いで再逮捕された日産自動車前会長のカルロス・ゴーン容疑者(65)が再逮捕前に撮影した動画が公開された。注目された日産幹部の「実名」部分はカットされたが、疑惑について強い口調で無実を主張した。一方で弁護人は、東京地検特捜部の取り調べに黙秘するようアドバイスしているという。

 動画の冒頭、ゴーン容疑者は「私にかけられているすべての嫌疑について、私は無実」と断言。一連の嫌疑は「文脈から切り離されたり、偏見に基づいてゆがめられている」とも批判した。

 「日産を愛している。そうでなければ、20年間会社のリーダーを務めることもない」と強調したゴーン容疑者だが、「今起きていることが『陰謀』だということです」として、一部の日産幹部を批判した。

 撮影時、数人の日産幹部を名指しで批判していたというが、弁護人を務める弘中惇一郎弁護士は記者会見で「ゴーン氏の了承を得てカットしている」と説明した。

 また、弘中弁護士は特捜部の取り調べに対して「今回は黙秘するべきだとゴーン氏にアドバイスした」と明かした。

 ゴーン容疑者が黙秘を貫いた場合、検察の捜査に影響は出るのか。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「検察側は、ゴーン容疑者自身から、事件への関与を裏付ける証言は得られないと考えている可能性もある」と解説する。

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