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正恩氏、新型兵器の実験視察…トランプ氏を挑発? プーチン大統領との「露朝首脳会談」も急浮上

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は17日、「新型戦術誘導兵器」の発射実験を視察した。非核化をめぐる対米交渉が進展しないため、再び「瀬戸際外交」に戻ったのか。正恩氏は来週にも、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と首脳会談を行うとの情報があるが、ドナルド・トランプ米大統領の怒りを買わないか。

 朝鮮中央通信は18日、正恩氏が国防科学院が実施した発射実験に立ち会ったと報じた。兵器の詳しい種類は不明。長距離弾道ミサイルではないとみられ、短距離ミサイルや砲弾の可能性がある。

 16日には、北朝鮮北西部・寧辺(ニョンビョン)の核施設にある、ウラン濃縮施設と放射化学研究所近くで特殊車両が確認されている。米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は、放射性物質を運搬した可能性があると分析している。

 こうしたなか、露朝首脳会談が急浮上した。

 プーチン氏が26日~27日の日程で中国を訪問する前の23日か24日、ロシア極東ウラジオストクで正恩氏と会談する可能性があるという。ロシア政府当局者によると、北朝鮮の警備担当団が23日、高麗航空の臨時便でロシア・ウラジオストクに到着する予定だという。

 トランプ氏は「(3回目の米朝首脳会談は)急ぐ必要がない」と語っているが、新型兵器の実験やロシア接近を「瀬戸際外交復活」と受け止めれば、米国は強硬姿勢を加速させかねない。

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