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【平沢勝栄 俺がやらねば】両陛下のお人柄がアメリカ人を魅了…ご訪米で両国の絆に深まり (1/2ページ)

 今月30日に天皇陛下は御退位され、5月1日に皇太子殿下が新天皇として御即位される。

 ところで、私は今から40年ほど前、皇宮警察に勤務した。その時は毎日のように両殿下(現在の両陛下)のお車に同乗して各所に同行したが、車中では両殿下からさまざまなご下問を頂くことがあった。答えに窮したこともしばしばで、今考えると汗顔の至りである。

 両殿下は、ご訪問地では国民との触れ合いや交流を求め、どなたにも優しくお声をかけられていた。

 国民と身近に接したいという両殿下のお気持ちをくんで、警備は可能な限りソフトにしたことを覚えている。

 殿下はお車の中はもちろん、列車の中でもくつろがれることはほとんどなかったように思う。

 例えば、岐阜県高山市から列車でお帰りになられた1976(昭和51)年の時には、高山線沿線には両殿下に手を振る農作業中の人が絶えなかった。

 その間、殿下は約2時間にわたり、列車内でお立ちのまま、手を振り続けられたのである。

 こんなこともあった。

 葉山の御用邸近くの海岸をご散歩の時に、流れ着いたゴミが散乱していたことから、両殿下はゴミ掃除を始められた。

 お供の私たちが、慌ててそのゴミ掃除に加わったことは言うまでもない。

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