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池袋事故引き起こした87歳の大暴走 車に不具合なく…「高齢者運転」のリスクとは (2/2ページ)

 一方、事故当時にエアバッグが正常に作動するなど、乗用車に機器の不具合は確認されていないことが判明。元院長による運転ミスの可能性が浮上している。

 警視庁によると、元院長は「アクセルが戻らなくなった」と話し、飲酒や薬の服用、持病は確認されていない。車のドライブレコーダーには「危ないよ」と呼びかける妻に対し、「どうしたんだろう」と話す音声が記録されていた。

 20日付朝日新聞朝刊によると、元院長は最近、周囲に運転をやめる意思を示していたといい、駐車場にうまく止められず、何度も切り返していることもあったという。

 近年、高齢ドライバーによる事故が後を絶たず、リスクを指摘する意見もある。

 高齢者の運転リスクについて、山野医療専門学校副校長で医学博士の中原英臣氏は「一般的に、年齢を重ねることで運動能力が衰えるため、一定のリスクはある。ただ、身体機能の差は年を取るほど、個人差が大きくなる。年齢で運転免許を制限するべきではなく、個人の能力をしっかりチェックするべきだ。例えば、後期高齢者である75歳以上の人には、病院で厳格な検査を受けたうえで、免許更新を認めるような仕組みが必要ではないか」と話した。

 不幸な事故を再発させない制度設計が必要だ。

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